Movo ラベリアマイク

 XLR接続のラベリアマイクで、ファントム電源で動作します。少し前になりますが、2019年にAmazonで購入したもので、当時6,200円とかなり安価だったのが魅力でした。現在もAmazonで扱いがありますが、1万円弱と円安の影響を受けてか1.5倍以上値上がりしています(2025年3月調べ)。

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Movoラベリアマイク

デザイン

コネクタ部分

 XLRコネクタ部分が目立つデザインですが、XLRタイプのラベリアマイクとしては小さめのコネクタだと思います。
 販売時のパッケージがいい加減で、この部分から伸びるケーブルの付け根に曲がり癖がついているのが残念です。使っているうちに癖が取れて真っ直ぐになるだろうと思っていましたが、購入から5年以上経っても曲がったままです…。断線したりといったトラブルはないものの、見栄えが悪いのでもう少しパッケージを工夫して欲しいところです。随分前に購入したものなので、現在のパッケージは良くなっているかもしれません。

写真 a04_photo_02
パッケージ内ですっかり曲がり癖がついてしまったケーブル

マイク本体とクリップ

 マイク部分は少し大きめですが、価格帯としては妥当なようにも感じます。音質は良好で、マイクの大きさも音質に貢献しているのかもしれません。
 クリップは、プラスチックのホルダーでマイク部分を保持するデザインです。取り付けはやや硬めですが、衣服の右前、左前に合わせて付け替えることができます
 スポンジ製のウインドスクリーンが付属します。

写真 a04_photo_03
マイクはやや大きめ
写真 a04_photo_04
クリップにマイクを装着した状態

音質

 対談の収録をした際に、もう少し価格帯が上のラベリアマイクと混ぜて使いましたが、特に違和感のない録音結果でした。
メーカーホームページでの仕様は以下の値です。

  • 周波数特性:35-18KHz +/-3dB
  • 最大音圧レベル: 120 dB
  • 感度:-38dB +/-3dB / 0dB=1V/Pa、1kHz
  • 出力インピーダンス:200Ω
  • 電源要件:48Vファンタム電源
  • SN比:78 dB

 周波数特性の項目を見ると、低音部分、高音部分で若干見劣りしますがラベリアマイクとしては標準的なスペックだと思います。実際に録音した音声で高音域、低音域が目立って欠けているといった印象はなく、他のマイクと混ぜて使っても聴き劣りすることはありません。
 ごく僅かにホワイトノイズが多いようにも感じますが、上記の仕様ではSN比78dBと決して悪い数字ではありません。ただし、仕様書でのSN比の値を異なるメーカー間で比較した場合、僅かな値の違いがはっきりとノイズ感の多少を再現するようには感じません。メーカーごとに微妙に測定時の誤差があるのではないかと思います。また、マイクを接続する録音機器に搭載されたマイクアンプの特性によってもノイズの現れ方が異なるように感じます。自分の使っている機材に接続してみないと、仕様書の値だけで性能を判断するのは難しいようです。
 今時の編集アプリならば、多少のホワイトノイズはノイズリダクション機能で目立たないレベルに落とすことができます。録音レベルが低くなりすぎないよう気をつけておけば、十分な音質で収音できるクオリティだと思います。
 ホワイトノイズが全くなく、全音域でフラットに収音できるのが理想的ですが、特にラベリアマイクのように小型化したマイクでそういった性能を要求するのは難しいと思います。値段と相談しつつ許容できるスペックのものを手に入れるのが現実的なところではないでしょうか。

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付属のウインドスクリーンを装着した状態

まとめ

 購入した当初は頻繁に使用したのですが、最近はRODEのWireless GOとラベリアGOの組み合わせの出動率が多く、あまり使っていません。それでも、ワイヤレスマイクはバッテリーの消耗や、混信など様々なトラブル要因が心配されます。そういった事態に備えた予備機材として、私の場合はインタビュー収録をする際には必ずカメラバックに入れておくマイクです。
 XLR接続のラベリアマイクとしては比較的安価な製品ながら、これよりも価格帯が上のマイクに引けをとらない収音が可能です。マイク部分がやや大きめではありますが、メインのラベリアマイクとしてはもちろん、予備のマイクとして用意しておいても良いと思います。

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